・はじめに
Wibuライセンスをご使用のお客様は、Wibuライセンスを適用している端末をライセンスサーバーとして運用することが可能です。
Wibuライセンスを適用している端末をライセンスサーバーとして運用する場合は下記をご参照ください。
・サーバー/クライアント運用前提条件
1. サーバーおよびクライアント端末が同じネットワーク上に接続していること。
2. サーバーおよびクライアント端末両方に、ライセンス管理ツール(CodeMeterRuntime)がインストールされていること。
3. ライセンスサーバー端末のファイアウォールで必要なポート(下図赤枠)が開放されていること。
-->ライセンス管理ツール(CodeMeterRuntime)のネットワークサーバーオプションを上書きインストールすることで、通信に必要なポートが開放されます。
詳細は Wibuサーバーのインストール の"Step5"をご参照ください。
4. 両PCのCodeMeterRuntimeのインストールバージョンが下記を満たすこと。
1. E2バージョン R2022以降をご使用の場合、7.40以上であること。
2. E2バージョン R2023.2以降をご使用の場合、7.60以上であること。
※2~4項の条件が満たされていない場合は こちら を参照し、インストールを実施してください。
・ライセンスサーバー端末の設定手順
1. Windowsスタートアイコン --> ”CodeMeter” --> "CodeMeter Control Center"を選択します。
2. CodeMeter Control Center起動後、右下の"WebAdmin"ボタンを選択します。
USBドングルキーを挿入時は、"3-"から始まるシリアル番号が表示されます。
ソフトキー適用時は、"130-"から始まるシリアル番号が表示されます。
3. インターネットブラウザでCodeMeter WebAdminが起動します。
“設定” --> “サーバー” --> “サーバーアクセス”のタブからネットワークサーバーを”可”に設定し、"適用"ボタンを選択して確定します。
当操作により、端末がライセンスサーバーとして機能するようになります。
※クライアントのアクセス制限により高度なサーバー設定が必要となる場合、Wibu付属マニュアルをご参照ください。
・クライアント端末の設定手順
1. Windowsスタートアイコン --> ”CodeMeter” --> "CodeMeter Control Center"を選択します。
2. CodeMeter Control Center起動後、右下の"WebAdmin"ボタンを選択します。
※ライセンスサーバー側のライセンスを参照するため、ライセンスタブが空白のまま(コンテナなし)で問題ありません。
3. インターネットブラウザでCodeMeter WebAdminが起動します。
“設定” --> “基本” --> “サーバー検索リスト”タブを選択します。
4. “自動サーバー検索”を削除します。(オプション設定)
※参照しないライセンスサーバーや自動サーバ検索(255.255.255.255)が設定されている場合、現在接続しているネットワーク内で自動検索が実行されます。
その結果、FAST製品の起動が遅くなる場合があるため、自動サーバー検索を削除することを推奨します。
5. “新しいサーバーの追加”を選択、ライセンスサーバーのIPアドレスもしくはライセンスサーバー名を入力し、 ”追加”を選択します。
入力例: 192.168.0.100
6. サーバー検索リストに追加したIPアドレスまたはサーバー名が表示されていることを確認し、”適用”を選択します。
以上の設定により、クライアント端末から指定したライセンスサーバー端末へアクセスし、ライセンスを参照利用できるようになります。