FASTSUITE Edition2 推奨端末スペック

はじめに

 FASTSUITE Edition2(E2)はCAD用ワークステーションで実行するアプリケーションです。

 E2を安定的に使用するために、下記端末スペックを推奨いたします。


CPU
 性能(コア数、周波数、キャッシュ)が高いCPUを推奨します。
  1. E2のみを使用する場合、基本的に2コアを利用するので4コアの周波数が高いCPUモデルを推奨します。
  2. バーチャル試運転等、同じPCにE2以外のVRC/PLCソフトを同時に実行する場合はコア数の多いCPUモデルを推奨します。

 【intel】  
  古い型番は推奨しません。
  Intel 10世代以降のCPUを強く推奨します。
   ◇Xeon
    E;W;D;Scaleable(Silver/Gold/Platinum)が弊社の推奨CPUです。

   ◇Core
    i5, i7, i9 の10世代以上が弊社の推奨CPUです。


 【AMD】

   ◇Ryzen

    Ryzen5 5000(6 cores); Ryzen7 5000(8 cores); Ryzen9 5000(12/16 cores) シリーズ

     https://www.amd.com/ja/processors/ryzen

   

   ◇Threadripper

     https://www.amd.com/ja/products/ryzen-threadripper

   

   ◇Threadripperi Pro

     https://www.amd.com/ja/processors/ryzen-threadripper-pro


GPU

 通常CAD/CAEと同様OpenGL 4.6がE2で利用されているため、NVIDIA製を推奨します。
 目安として4GB-8GBメモリを有するGPUを推奨します。

 【NVIDIA】

  Quadroが対応カードになります。
  下記が現在のエントリーからCADハイエンドのラインナップです。
  例:現行デスクトップ向けの製品:  

   ◇NVIDIA® Quadro® GV100 32GB

   ◇NVIDIA® Quadro® RTX™ T400 4GB

   ◇NVIDIA® Quadro® RTX™ T600 4GB

   ◇NVIDIA® Quadro® RTX™ T1000 8GB

   ◇NVIDIA® Quadro® RTX™ A1000 12GB

   ◇NVIDIA® Quadro® RTX™ A500 4GB

   
 【AMD】
  下記もリリースされています。

   ◇AMD Radeon™ Pro W5700 8GB

   ◇AMD Radeon™ Pro W5500 8GB

   ◇AMD Radeon™ Pro WX 3200 4GB

 

 ※1: 実生産メーカーによる性能や品質の違いがあるため、上記はあくまでも目安として参考にしてください。

 ※2: 上記以外にGeforce等のゲーミング用GPUも利用できますが、DirectXまたは一般ユーザー向けのため、OpenGL性能や安定性が相対的に低いです。

 ※3: CADと同様の考え方で、取り扱うデータの規模を基にご検討ください。

   通常Nvidia Quadro P1000/T600(4GB)レベルのGPUがあれば、E2のスムーズな動作が見込めます。


メモリ

 通常ワークステーションではECCメモリが利用されますが、現在メモリ品質が安定しているため、信頼性のあるブランドであればECCなしの状態における問題報告はありません。
 必要なメモリサイズは取り扱うモデルデータの規模や、同時に実行するソフトウェアの数などに依存します。
 市販のワークステーションPCは16GBから128GBの選択幅があり、32GB以上の構成を推奨します。

SSD
 現在m.2 SSD, SATA SSDが一般的に利用されています。
 信頼性のあるブランド品を選択することを推奨します。

OS
 ◇Windows10 64bits Professional/Enterpriseバージョン
 ◇Windows11 64bits Professional/Enterpriseバージョン(R2023.1から正式サポート)
  通常Windows Update等のソフトウェアメンテナンスを適切に行うことを推奨します。
  OSの言語は問いませんが、日本においては原則日本語または英語環境による技術サポートを実施しています。

ネットワーク
 ネットワークライセンスサーバーをご利用の場合、ファイヤーウォールの設定をご確認ください。
 WIBUサーバー設定の記事を参照し、貴社IT部門のご担当者様へご相談ください。

その他

 バーチャル試運転(VC)のご利用を想定の場合、より良い通信速度を得るために下記項目の環境をご確認ください。

  ◇VRCソフトの関連設定およびパフォーマンス調整

  ◇ロボットコントローラ間との通信設定

  ◇ファイアウォール、DNSサーバー、スイッチングハブ等のネットワーク機器類

  ◇IT監視ソフト(ファイアウォール・アンチウィルス・モニタリング)による影響

  ◇E2以外の関連ハードおよびソフト環境


※intel/AMD/windows等は他社が保有する商標およびブランド名であり、CENIT AGおよびテックスイートジャパン(TSJ)の取り扱い製品ではありません。

 そのため、これらの製品に関する詳細な技術的な質問につきましては当該メーカー様へお問い合わせください。