・はじめに
FASTSUITE Edition2(E2)では、GPUの指令を利用して高速レンダリングおよび干渉対象の計算を行っています。
ノートPC等GPUとCPU内蔵グラフィック(例: Intel HD family)の両方が含まれる場合、GPUが利用できることを確認してください。
なお搭載しているGPUメーカーによって設定方法が異なります。
下記方法でGPUを有効化してください。
・AMDの場合
AMDオフィシャルサイトの説明をご参照ください。
https://www.amd.com/ja/support/kb/faq/dh-017
・NVIDIAの場合
NVIDIAオフィシャルサイトの説明をご参照ください。
※CAD用Mobile Workstationの場合、BIOS/UEFI設定でGPUのみの利用を可能とする設定が提供されていることが多いです。
・注意事項
GPUが利用されていない場合、下記事象が発生します。
◇古いintel HDシリーズはOpenGL 4.6をサポートしていないため、E2起動不可
◇E2の起動や画面更新の遅延
◇座標系等の表示のぼやけ
◇ツールパスの詳細シンボルが表示されない
◇干渉計算の遅延
・設定例(NVIDIAの場合)
参考例として、NVIDIAにおける設定方法を紹介します。
1. デスクトップ上の空白部で右クリックし、コンテキストメニューから"NVIDIA コントロールパネル"を起動します。
2. "デスクトップ" --> "GPUアクティビティアイコンを通知領域に表示する"を有効化します。
これにより、NVIDIAの利用状況を確認できるようになります。
3. E2を起動し、タスクバーにあるアイコンから"NVIDIA GPU 活動"を開き、"fastsuite_e2.exe"が含まれていることを確認します。
これにより、通常設定していなくてもE2が自動的にGPUを使用するようになります。
※"fastsuite_e2.exe"が含まれていない場合
下図を参照し、グローバル設定を全てのアプリケーションでNVIDIAのGPUを利用するように設定します。
もしくは個別プログラム設定でE2に対してGPUを利用するように設定します。
【グローバル設定の場合】
【個別プログラム設定の場合】