Wibuライセンス貸し出しおよび返却(FASTSUITE Edition2対象)

はじめに

 予めライセンスサーバー端末から所定のクライアント端末へライセンスを一定期間貸し出し(持ち出し)することが可能です。

 これにより、出張や在宅勤務等によって社内ライセンスサーバーへのアクセス環境が無い、もしくはオフライン環境下のクライアント端末でもE2を使用することができます。

 ライセンス貸出および返却は、E2 AdminTool上で行います。

 E2 AdminToolは、E2インストールフォルダ(例 C:\Program Files\CENIT AG\FASTSUITE Edition2 R20xx.x)内の AdminTool.exe から起動することができます。

 ※ライセンス貸し出し機能は、サーバー/クライアント設定がされていることが前提となります。

  サーバー/クライアント設定については こちら をご参照ください。

 ※ライセンスの最大貸出期間は30日です。

 ※動作確認を兼ねて、初回は短い日数指定で貸出することを推奨します。


ライセンス貸し出し方法

  1. クライアント端末にてE2 AdminToolを起動後、対象ライセンスサーバーのタブを開き、ライセンスを表示させます。

     貸し出し対象のライセンス行の右にある "ライセンス貸出" アイコンを選択します。  

      

      ※Ctrlキーを押しながらマウスクリックすることで、複数ライセンスの選択が可能です。

      ※ライセンス欄の左にあるチェックボックスを入れなくても貸し出しができます。

      ※サーバー上で貸し出し可能なライセンス数が不足している場合、0/X の数字が表示され、貸し出しボタンが表示されません。 


 2. 表示されるパネルの右下にあるカレンダーアイコンより貸し出し終了日を選択し、OKを押してください。

     

    ※指定した日付のGMT時間0時(日本時間の9時)までライセンスが貸し出されます。

    ※貸し出すライセンス数およびネットワーク環境によって貸し出し処理に時間がかかる場合がありますので、そのままお待ちください。


 3. ライセンスの貸し出し完了のメッセージウィンドウが表示されます。

    

  

 クライアント端末のLocalhostタブに新しいライセンスコンテナが自動追加され、コンテナ内に貸し出されたライセンスが表示されていることが確認できます。

    



貸し出しライセンスの返却

 ライセンス貸し出し時と同様のサーバーと接続している状態で、貸し出しライセンスの右にある”ライセンス返却”アイコンを選択します。

 ライセンスの貸し出し期限前に、貸し出ししたライセンスをサーバーへ返却することができます。

    


 返却するライセンス数およびネットワーク環境によって返却処理に時間がかかる場合がありますので、そのままお待ちください。

 正常に返却されると下図メッセージウィンドウが表示されます。

    


 返却によってクライアント端末のLocalhostにあるライセンスコンテナが空になった場合、コンテナ自体も自動的に削除されます。

 ネットワーク環境や何らかの理由によってライセンス返却処理に失敗した場合、下記メッセージウィンドウが表示されます。

 この場合、指定した貸し出し終了日にライセンスがサーバーへ自動的に返却されます。 

   



貸し出しライセンスの削除方法 

 貸し出し期間終了後にライセンスが失効した場合、クライアント端末内に期限切れライセンスとして表示されます。

 その場合、E2起動時に「有効なライセンスがありません」とエラーメッセージが表示されます。

 下記「ライセンス削除」アイコンを選択し、期限切れの貸し出しライセンスを削除してください。

 ※ライセンス削除後も空になったライセンスコンテナは残り続けます。

  次回ライセンスを貸し出しした場合、こちらのライセンスコンテナが再利用されます。

  もしもライセンスコンテナが不要になり、削除したい場合は下記記事を参照してください。

  CodeMeter ソフトキーライセンスコンテナの削除方法